麦の乾燥調整

田植えも終わり、

さわやかな風が青田を渡る季節になりましたが、

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。 

 

前回のブログでは麦の収穫をお伝えしましたが、

今回は麦の乾燥調整についてお伝えします。

 

収穫した麦をフォークリフトで乾燥機に運搬して・・・

 

1.麦をホッパー(投入受け)に流す

2.粗選機で、軽いごみや雑草の種、細麦などをふるい分けする

収穫した麦に混入している

葉っぱやゴミなどの異物を機械で取り除いていきます。

 

取り除かれた異物は機械の下のラックに落ちていきます。

 

3.乾燥機を使って乾燥させる

長方形のコンテナみたいなものが乾燥機です。
ちなみに、米の乾燥作業にも使われています。

乾燥機は高さ6m程度あり、

中では熱と風で小麦を循環させながら乾燥させていきます。

なぜ収穫した麦をすぐに乾燥させるのかというと、
水分量が高いまま長時間置いておいた場合、
蒸れて異臭が出たり腐敗したりして、

品質が落ちてしまうからです。 

麦の水分量を下げることによって、

品質の安全性を高めていきます。

 

収穫時の麦の水分量は20%ほどありますが、

乾燥させることによって12%まで落としていきます。

 

 

4.光学選別機でさらに不良物や異物を取り除く

乾燥させた麦を光学選別機を使って、

不良物や異物を取り除きます。

 

光学選別機は、光センサーで検知した材料を自動で分別し、

様々な種類が混じった材料を単一材料ごとに分ける機械です。

 

不良品や異物混入が減ることで

材料品質の向上・生産コストの低減・製品品質の向上が見込めます。

5.麦を計測して貯蔵する

選別・乾燥させた麦を計量して、パックに詰めます。

このような過程を経て、麦を皆様にお届けしております。


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